2022年10月にスペインのマドリード・セゴビアを旅行しました。その際に、観光したセゴビアの街をご紹介いたします。
「セゴビア」Segovia
- 標高1,002m、首都マドリードの北西へ約95km、日帰りで行ける観光地
- スペイン・カスティーリャ・イ・レオン州セゴビア県
- 1985年「セゴビア旧市街と水道橋」はユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録
- 大聖堂、古代ローマの水道橋、ディズニー映画「白雪姫」の城のモデルとなった古城(アルカサル)が有名
- 15世紀 カスティーリャ王国の中心となり重要な役割をはたす
- ムーア人、キリスト教徒、ユダヤ人は、中世の街で長い間共存
アクセス
今回は、セゴビアのパラドールに宿泊していたので、そこからタクシーで旧市街へ。
旧市街を見下ろす小高い丘に立つパラドールからタクシーで降りていくと、旧市街が間近にみえてきます。
ローマ時代の水道橋がみえてきました。水道橋の麓にある、Azoguejo(アソゲホ)広場から、観光開始です。
こちらは、レンフェのSegovia Guiomar駅からのバスも停車します。
タクシー代はパラドールから行きは7.85€ 帰りは5.45€でした。
旧市街は車が入りづらそうでしたので、タクシーストップはどこにあるのか聞いたところ、こちらのアソゲホ広場とマヨール広場にあるとのことでした。
しかし、旧市街のマヨール広場には、TAXIの表示はありましたが、タクシーをまったくみかけず、結局帰りもアソゲホ広場まで戻って来ました。
セゴビア 旧市街の主な観光地
セゴビア ローマの水道橋 ( Acueducto Romano)アクエドゥクト
- 古代ローマ 紀元1世紀頃に造られた水道橋、「悪魔の橋」ともよばれた
- スペインの水道橋としては最大の規模、全長は728m、高さは広場付近で28m、アーチの数は166本
- 15km以上離れた川の水を街までひくために建設された
- 水が流れるように、水道橋には 1% の勾配がある
- 11世紀後期にイスラム勢力が一部の水道橋を破壊したが、15世紀末にイザベル1世とフェルナンド2世カトリック両王によって修復
- 接合材は一切使われておらず、1884年まで使われていた
- 1928年から同じところに水道管がせっちされて今でも役目を果たしている
バルセロナの近くのタラゴナにも水道橋がありましたが、全長217mなので、さらに大きいので迫力があります。
しかも、タラゴナはアクセスが少し大変で自然の中にありましたが、こちらは、このように街の中にあるのが印象的。
バス停から、ローマ水道橋をくぐり、旧市街向かって右側に展望台への階段があります。↓
階段をのぼりますが、少し上がっただけで、かなりいい眺め。
さらに上がって行きます。
写真撮影スポットのようで、何人も写真をとられていました。↓
一番上まで上がると、この景色です↓アソゲホ広場がかなり下に見える。
見事に石組みがされていて、これが落ちてこないなんて本当にすごいことですね。
ちょうど午後の時間帯で、旧市街側から写真を撮ると、逆光ではなくきれいでした↓
セルバンテス通り〜ファン・ブラボ通り
セルバンテス通り ショップや飲食店が立ち並ぶ
セルバンテス通りをのぼって、カテドラルへ向かいます。
10月でしたが、もう焼き栗が売られていました。
案内に日本語もありました↓
途中には、カルフールエクスプレスのスーパーがありました。意外と、スーパーはこちら以外あいていなかったので貴重なスーパーでした。
カサ・デ・ロス・ピコス
珍しい外観が目を引きます。
ファン・ブラボ通り
途中にある建築 Junta de Castilla y León Sección de Rehabilitación y Financiación と役所みたいですが、綺麗な模様の壁。
サン・マルティン教会
大聖堂がみえてきました。
マヨール広場がもうすぐ。日本語の案内もあります。↓
マヨール広場
大聖堂とマヨール広場
セゴビアの大聖堂 カテドラル( Catedral)
- 16世紀から18世紀にかけて建てられたゴシック様式の大聖堂。
- スカートを広げたような気品ある姿から「大聖堂の貴婦人」の異名を持つカテドラル
- スペインで建築された最後のゴシック様式大聖堂
- 内部は長さ105m、幅50m、高さは88m
カテドラル〜アルカサルへ
マルケスデアルコ通り
旧市街は、タクシーはあまり見かけなかたのですが、時々、こちらのミニバスを見かけました。
Mayor 広場やアルカサルを結んでいます。↓
サン・アンドレス教会
ダオイス通り
こちらの外壁もなんだか美しいです。
白雪姫の城のモデルにもなった「アルカサル」(Alcázar de Segovia)
- ローマ時代の要塞があった場所に、13世紀はじめに城が築かれた
- 2つの川の間の岩山に建てられている城。ディズニー映画の名作『白雪姫』の城のモデルになった。
- もともとは軍事目的でしたが、アルフォンソ8世の居所としても使われ、カスティーリャ王国の歴代の王達が暮らした。
- 1474年にカスティーリャ王国の女王としてイサベルが即位することを宣言したお城
- 王族の生活の場がマドリード王宮に移ってからは、牢獄や王立砲術学校として使用された。
- 1862年の火災で大部分が焼失し、大規模な修復が行われた。
ちょうど夕日が沈みかける前でした。
時間の関係で中には入りませんでした。
アルカサルのエントランスは、跳ね橋を渡って入場するようになっていて、下を見下ろすと、急な崖になっていたので足がすくみました(汗)。アルカサルは高さ100mほどの崖の上に建っており、地形を生かして敵から攻められにくい構造となっているようです。
振り返ると大聖堂がみえます。
展望台からは、旧市街北にあるラ・ベラ・クルス教会(Iglesia de la Vera Cruz) がありました。 テンプル騎士団によって建てられた教会のようです↓
アルカサルからマヨール広場へ
行きとは違う左側のベラルデ 通りからいくことにしました
ベラルデ 通り
こちらは、観光客があまり歩いていませんでした
展望台
歩いていると公園があり、展望台がありました。
サンタ・マリア・デル・パラル修道院がみえました。
サンティアゴ巡礼路の一部であるプエルタ・デル・サンティアゴもこの下のあたりにあるようです。
なんと、この辺りの隅っこに猫ちゃんの溜まり場らしきものがありました。
さらにポスエロ通り、バジェホ通りと進みます。
サンエステバン教会 San Esteban
13世紀に建てられたロマネスク様式の教会、53mの鐘楼は「塔の女王」と呼ばれる
エスクデロス通りをすすみます。
この辺りは住宅街かな
マヨール広場
有名なセビリアの詩人 Antonio Machado氏らしい。↓フアンブラボー劇場の入り口にありました。
結婚式の写真撮影みたい。
Limon y menta マヨール広場のカフェ
歩き疲れたので休憩、、そして、お手洗いも借りました。
スペインのスイーツはそんなに好きではないのですが。。。評価もたかそうでしたので、入ってみました。
前日に滞在したトレドではPonche de Toledano なるものがありましたが、セゴビアにもPonche de Segoviano がありいただいてみることに↓
トレドでもみかけたこちらのかわいらしいお菓子もありました↓全部は食べれないので、パス。
●カフェメニュー
広場ということを考えたら、まずまず良心的なお値段かな。あとでわかりましたが、カフェコンレチェも1.6€で良心的でした(笑)
エスプレッソも全部同じ値段みたい。
Ponche de Segoviano (ポンチェ デ セゴビアーノ)3.5€ は、中にカスタードが入っているようでした。
やっぱり甘いけど、二人で食べたので、なんとか(笑)お腹が空いてエネルギーは補給したかったから。
マヨール広場から水道橋へ
セルバンテス通り〜ファン・ブラボ通りをくだります。
この辺りの郷土料理、Cochinillo コチニージョ(子豚の丸焼き)。
水道橋が見えてきました。
ちょうど夕日の時間と重なり、美しかったです。
ちなみに、こちらが、Segovia Guiomar駅とを結ぶ11番のバス停です。このロータリーの付近はバス停がたくさんあります。
まとめ
- 16:30〜2時間ほどの観光でした
- 今回は、時間の都合でカテドラルもアルカサルも内部は見学しませんでした
- 今回は、ちょっと不便なパラドールにとまっていたため、サクッと観光しただけになりました
- 次回は、街中に泊まって、夜の街なども散策したいです
- 日本人感覚ですと日帰りする方が多いかと思いますが、セゴビア出身のタクシー運転手さんの話では、3日は観光するように言われました(汗)