海外渡航・話題の格安検査場 木下グループでPCR検査 体験記 陰性証明書は大丈夫?ヨーロッパ・スペイン渡航 ドイツ・フランクフルト乗継 2022年5月

【海外渡航】

今回は、2022年5月に話題の「木下グループ」で、海外渡航用にPCR検査をうけてきたのでその体験記をご紹介いたします。

海外渡航者に話題の格安検査場 木下グループで検査を受けて、陰性証明書を発行

私は、今までに、何度か日本で海外渡航用のPCRをうけてきました。

芝国際クリニック』 当時22000円

にしたんクリニック」 当時25300円

これ以前は、さらにもっとお値段が高く、地方ですと、予約も取れない、時間もかかる上に、高額という最悪な状態でした。

その時々で、便利で安いところを選んで来ましたが、ここのところ、格安の検査場「木下グループ」の検査場が全国の街中や、各空港にできてきていて、とても便利になっているという情報を得たので、今回はこちらで受けることにしました。さらに、都民無料など地方自治体の政策により無料で受けられることもあります。

2022年5月現在、関西国際空港にはなく、大阪(伊丹)国際空港や中部セントレア国際空港、羽田空港(国内線ターミナル・第1・2)にありました。

前回帰国時に、自宅隔離機関短縮のためのPCR検査を「木下グループ」で一度受けましたが、翌日の午前中に結果がでました。

羽田空港ですと、当日中に結果をもらえます。

●ANA 日本国内提携クリニック

・「三田国際クリニック」33,000円(税込)、陰性証明書:5,500円(税込)

・「Tケアクリニック

 来院検査:22,000円(税込・陰性証明書込)

 宅配検査:15,480円(税込・送料込)

 抗原定性検査+陰性証明書 13,800円(税込)

 ※有料オプション「当日検査結果」(+3,300円)

・「にしたんクリニック」16,060円(税込・送料込・陰性証明書込)

事前にANAにスペイン渡航やドイツでの乗り継ぎに木下グループの検査結果は使えるかどうか確認したところ、あまりおすすめはしないとのことでした。

提携クリニックもあるし、結局は当日の担当者によるところもあるので、断定表現はできないとは思いますが。。。

海外では、そこまでどこのクリニックとか指定はないので、日本でも陰性がわかればOKでいいのではないかと個人的には思うのですが。。

スペインの入国要件

<旅行者>日本からはワクチン接種証明書があればOK

 

<居住者/長期滞在ビザ取得者など>

上記に加え、陰性証明  スペイン出発前72時間のPCR /出発前 24時間の抗原検査

在スペイン日本国大使館

●スペイン観光公式サイト EU・EEUからスペインに旅行する際の必要条件

新型コロナウイルスの検査 陰性結果証明書

ア 次のいずれかの証明書が有効
・スペインへの出発前72時間以内に実施された核酸増幅検査(NAAT(PCR検査等))証明書
・スペインへの出発前24時間以内に実施された欧州委員会が認める迅速抗原検出検査(RAT)証明書
イ 記載事項
(1)氏名、(2)検査実施日、(3)検査機関の情報及び連絡先、(4)検査の種類、(5)陰性の結果

在スペイン大使館 スペイン渡航者向け情報

木下グループの検査結果通知書は海外渡航用の陰性証明書になるのか?

こちらが木下グループの検査結果通司書ですが、最近、検体採取時間の記載がなくなりました。

木下グループ HP

在スペイン日本国大使館に、念のためメールでも確認しました。すぐにお返事をいただけました。

木下グループは、最近、検査実施 時間の記載がなくなったので、木下グループの内容を列挙し、このフォーマットでOKなのかどうか聞いてみたところ。

・スペイン政府の案内では、「date of sampling」とされており、時間の記載の要否については言及がない。

・検査事業者の項目に連絡先も記載されていれば、スペイン政府が発表している条件は満たしていると思われるが、有効と認めるかの判断はスペイン側による。

どこに聞いてもそうですが、結局は最終的には現場判断で、担当者にもよるから、わからないといった状態ですよね(汗)

ドイツ 検疫・日本からシェンゲン協定加盟国 乗り継ぎに必要な要件

ドイツ入国はワクチン接種証明書があればOK/EU居住者は陰性証明でもOK

トランジットはワクチン接種証明 または 陰性証明

ANA 海外出入国情報

在ドイツ日本国大使館ホームページ

●COVID-19陰性証明書(詳細)

PCR検査:出発48 時間以内

抗原検査 : ドイツ入国 48 時間以内

在ドイツ日本国大使館にもメールをしてみました。すぐにお返事をいただけました。

・氏名、生年月日(可能であればパスポート番号)、検体採取日時、検査方法、検査結果、検査機関名が明記されていること。

とのことで、  検体採取時間が記入されていない証明書がOKかどうかは、ドイツの出入国を最終的に判断する空港の連邦警察までご照会くださいとのことでした。

以前、空港の連邦警察にもメールしてみましたが、結局は、当日の現場での判断によるとのことで断定はできないような感じでした(汗)まあ、どこも、トラブルになるから社会人的には断定表現はできないですよね(笑)

PCR検査?抗原定量検査または抗原定性検査?

木下グループのコロナ検査の種類では、主な検査場では

PCR検査

・抗原定性検査

の2種類があります。

ちなみに5月上旬現在、羽田空港第1・第2ターミナル店のみ、

・エキスプレスPCR検査(30分)*第1ターミナル店のみ

・PCR検査(4時間)

・クイック検査 抗原定量検査(30分)

実は、前回、日本帰国時に自主待機期間を短縮するために木下グループで検査を受けた際に、抗原定量検査と抗原定性検査の違いを知りませんでした。

検査場の抗原検査はどこも同じかと思っていたのですが、帰国時の自主待機短縮には抗原定量の方でないといけないようで、間違えて抗原定性検査を予約していたのです。

抗原検査はウイルス特有の「タンパク質=抗原」を検出します。
定性検査 :「陽性」・「陰性」を調べる(Quantitative antigen test)

定量検査 : どのくらいの量が存在したかのかを調べる、量を数字で表す(Qualitative antigen test)

薬局等で販売されている抗原検査など、簡易に使われているのは定性検査

この定性検査は多くのウイルスが必要となるため、たとえ新型コロナウイルスに感染していたとしても、ウイルス量が少ない場合は陰性となることがある。

厚生労働省 新型コロナウィルスに感染症にかんするけんさについて
東京ビジネスクリニック HP

海外ですと、国にもよりますが、陰性証明書の抗原検査において定量検査・定性検査の記載は特にないことも多く、実際の木下グループの定性検査で渡航されている方もいらっしゃるようにお見受けします。

実際に大使館にメールで確認したところ

ドイツは、抗原定量でも定性でもどちらでも有効だが、連邦警察まで確認するようにとのこと。

スペインでは、検査方法のリンク先が送られてきましたが、ひらけませんでした(笑)

とくに、海外だと定量も定性もそこまで区別はないのかなという印象でしたが、今回はPCRも無料でしたので、PCR検査にしました。(結果が出るのに時間がかかりますが、ぎりぎりなんとかなりそうです。)

ホームページで予約

木下グループ新型コロナ検査センターHP   店舗一覧

木下グループのホームページから予約しました。

①全国の木下グループが表示されます

②あまり先の予約はできず、6日前からの予約が可能です。

③検査予約時間を選びます。

④メールアドレスなどの個人情報の入力

ここで、先人たちの知恵を頼りに、一工夫してみました。

一度こちらを登録したことがある方は、変更ができないので、私は、新しいメールアドレスで登録しました。

●漢字で本来入力するところを、英字で氏名を入力。(さらに姓と名は逆に入れておきます)

●英字で本来入力するところで 姓にスラッシュを/いれて 生年月日 または パスポートナンバーを入れます。

ここでパスポートナンバーにPassと入れてしまった結果、検査結果通知書が届いた際にチェックしたら、欄外にはみだしてしまったので、

シンプルにパスポートナンバーと生年月日だけでもいいかもしれません。

なんと!!この数日後に、この裏技はできなくなったようです!

姓(英)と名(英)の欄に数字が入力できなくなったそうです!

検査時間もなくなり、こちらの裏技も使えないなど改悪が続いておりますね。

小細工をして、少し失敗をしてしまいましたが、当日のチェックインカウンターでは、特に問題はありませんでした。

時期や担当者によるかもしれませんが、Negative(陰性)と確認できればいいようです(笑)

また、乗り継ぎのドイツでも、目的地のスペインでも陰性証明のチェックはありませんでした。

⑤認証メールがくる(初期パスワードが書いてある)ので本登録をする

受付完了メールが来る

⑦当日までにメールに送られてくる誓約書/同意書の登録をする。

⑧検査前日に、リマインダのメールがくる。

受付完了メールまたは、リマインダのメールを削除しないで、チェックインの時まで、保管しておいてください。

なぜなら、こちらに、検査時間が書いてあるため、こちらを当日航空会社のカウンターでチェックされました。

渡航日前日、実際に木下グループでPCR検査を受けてきました

検査場で、入り口のスタッフの指示に従い、書類などを書き、受付をします。カード払いのみです。

各ブースで、自分で検査をします。

検査手順は、各ブースに書いてあります。

こちらのストローで唾液を採取するのも2回目ですので、少しこつがわかってきました(笑)

使用済みのものを袋に入れて、検体を受付にもっていきます。

PCRですと検査結果は翌日に出ます。

メールがくるので、木下グループホームページのマイページで確認します。ちなみに抗原定性検査は30分で結果が出ますので、もし抗原定性検査でOKな国であれば、当日でも大丈夫ですね。

検査結果通知書の様式は、以下のような形式です。

木下グループで受けられるのは、唾液によるPCR検査と、鼻腔ぬぐいによる抗原定性検査

ちなみに、抗原定性検査はこのような形式のようです。

陰性証明書に英語併記が必要な場合。

実際に、検査場では、日本在住のアジア系の方々なども多く受けに来ていました

翌日(渡航日当日)11:30頃に通知がメールに来ました

前回、10時前に結果が来ていたので、それぐらいにくるかなと勝手に予測していましたが、11:30に連絡が来ました。陰性でした。

ANA Travel Ready(渡航書類事前確認)の申請可能日時が出発時刻12時間前までとなっており、22:50発の私の便には、あと少しで間に合わず。。。。

あと、先にも書きましたが、結果通知書をダウンロードしたところ、小細工をしたところの文字数オーバーで、生年月日が途中で切れてしまっていました。

不安を抱きながら、もしダメなら、羽田空港で再度、木下グループか東邦大学羽田空港第三ターミナルクリニックでうければいいかと予防線をはりつつ、羽田空港へ向かいました。実際は、チェックインカウンターが19時からオープンで、18時に受付終了の東邦大学のクリニックには間に合いませんでした(笑)

まとめ:無事にチェックインし、スペインに渡航できました。

今回は、勇気を持って無料で木下グループでPCR検査をうけて海外渡航に成功しました。今まで、3万円前後で受けて来たのが、馬鹿らしくなりますね。

もちろん、海外渡航用とうたっていて、安心感はあったので、そこで受けてはいたのですが。

チェックインの際に、周りを見渡したところ、アメリカ路線が多いこともあり、木下グループの検査結果を持っている方が多かったように思いました。

ヨーロッパとくに、今回のドイツやスペインは、ワクチン接種証明があれば、陰性証明書はいらないので、陰性証明を持って渡航する方は少なく、私が探した限りネット上の情報は一人ぐらいしかいなかったので、少し不安でしたが、勇気を持ってよかったです。

搭乗する頃には、そうとう心身ともに疲労困憊でした(笑)

状況は刻々と変化しますので、渡航するまで情報を確認してください。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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