2022年5月にスペイン・サンセバスチャンを旅行した際に、「オンダリビア」を訪れましたのでご紹介いたします。
オンダリビア(Hondarribia)サンセバスチャンから車で30分、フランス国境近くの町
オンダリビアはバスク地方、美食の街「サン・セバスチャン」から車で30~40分ほどのところにあります。
フランスとの国境近くにあり、船に乗って対岸にあるフランスのアンダイエ(Hendaye)に行くこともできます。
城壁に囲まれた旧市街があり、カラフルな街並みが素敵な街です。
美食の街としても知られ、ミシュランで紹介されている店舗も多数あります。
「アラメダ(Alameda)」や「グランソル(Gran Sol)」、”世界一美味しい魚介スープ”と紹介された「ラ・エルマンダ・デ・ペスカドレス(La Hermandad de Pescadores)」などの有名なレストランやバルがあります。
パラドール(Parador de Hondarribia):かつての要塞、中世のお城
10世紀の終わりににナバラ王国のサンチョ2世(Sancho GarcésII)により建てられた要塞。
16世紀にカルロス5世のお城として改築され、1968年よりスペイン国営のパラドールホテルとなったようです。
国境の町であるオンダリビアは、度々フランス軍と交戦しており、パラドールの外壁には、無数の砲弾跡が見られます。
パラドールのカフェ:「Cafeteria CARLOS V」
パラドールの1階には、宿泊者以外も利用できるカフェが併設されています。
アルマ広場(Arma Plaza):旧市街の中心
パラドールの目の前には、街の中心であるArma Plaza(アルマ広場)があります。
カラフルな可愛らしい建物が並んでいます。こちらの広場にもカフェがあって、地元の人がワンちゃんと一緒にゆっくりされていたりしました。
また、「Mika」というレストランもあります。
こちらのレストランは、オンダリビアの有名店「Gran Sol」出身のシェフのお店です。
観光案内所
アルマ広間には、観光案内所もあります。
中にはちょっとしたお土産も売っていました。
オンダリビアの全体像がよくわかる地図もありました。
旧市街の中は色々と見所がありそうです。
旧市街は、このような城壁に囲まれています。中は、思った以上の石畳です。足腰膝にきますので、歩きやすい靴が必須です。(バルセロナの旧市街の石畳より歴史がありそうな石畳 笑)
上の階には展示室があり、この街の歴史などを伝えていました。
パラドール・アルマ広場から海側へ
それにしてもすごい坂道です(汗)旧市街の中心が一番小高くなっている様子。
この街の人々は、温かくて気さくな感じです。ワンちゃんをつれて散歩している方も多くて、とてもいい雰囲気の街です。
観光客も含めとても混雑しているバルセロナから訪れると、なんだかホッとする感じです。(バルセロナでは、スリなどにもかなり気を使うので)
こちらのワンちゃん、飼い主さんからAbuelita(おばあちゃん)と言われました(笑)おっとりしていて、かわいい。
Abuelaがおばあちゃんの意味で、-itaをつけると、愛情がこもる感じ。
坂道(Javier Ugarte Kalea通り)をおりて、バルやレストランが並ぶマリーナ地区へ。
振り返ると、こんなに坂道(笑)帰りがきつい。。。
San Kristbal Plaza(サンクリストバル広場)
この辺りには、バス停 E21のサンセバスチャン市内行きの乗り場もあるようです。
マリーナ地区:バルやレストランが立ち並ぶ
San Pedro Kalea通りには、ミシュランにも掲載される人気のバル「Gran Sol」やレストラン「Zeria」などがあります。
少し入ったところに、スーパー『EROSKI』がありました。
宿泊しているパラドールには無料のお水がなかったのでこちらで購入。
フォトジェニックな、かわいらしい建物が並んでいます。
多くのバルやレストラン、カフェがあり、賑わっています。
人気のバル「Gran Sol」
ミシュラン掲載の人気のバル「Gran Sol」
ミシュラン星付きレストラン Zeria
パン屋さん OGI BERRI
「 OGI BERRI」バスクの方では、昔からあるパンのフランチャイズ店のようです。
今回は、ホテルに朝食がついていたので、利用できませんでしたが、バスク地方では有名なパン屋さんのようで、朝食によさそうです。
海沿いの地区
世界一の魚介スープ「La Hemandad de Pescadores 」
世界一の魚介スープと紹介された人気のレストラン「La Hermandad de Pescadores」があります。予約がオススメです。
フォトジェニックな金物屋さん「Ferretería Electricidad Mª Rosario Berrotaran」
こちらお店、かわいらしい、カゴバッグ多数。カップなども売っていました。
なんともいえないシュールな飾り(笑)
ビーチ
バルセロナのビーチとは違い、とても落ち着いたビーチでした。ワンちゃんのお散歩、ランニングなど地元の人の憩いの場所かな。
目の前の陸地は、フランスです。
たくさんの船が停泊していて、素敵な景色。
山と、海がある土地っていいですね。
オンダビリアと対岸のフランス・アンダイエを結ぶ連絡船 Hondarribia – Hendaye shuttle-boat
こちらの船着場からは、対岸のフランスに行く船が出ています。
パスポートがあればいいみたいです。対岸まで2ユーロでいけるなんていいですね。
今回は、時間の関係でちょっといけませんでしたが、フランスにもいってみたいですね。
ワンちゃんものっていました。
教会
海辺から旧市街へ
漁業の街といった雰囲気です。
海辺から、旧市街へ戻ります。
San Kristbal Plaza(サンクリストバル広場)から、坂道を上がっていきます。
空港からタクシーで来た際にも、ここから旧市街に入っていきました。
いきとは違う道で、ギプスコア広場の方へ向かいます。
旧市街:ギプスコア広場
のどかで素敵な広場ですね。カフェもあったりして、のんびりできそう。
San Nikolas Kalea 通り(パラドールの前の道)
この辺りも、とてもフォトジェニックな建物が並びます。
パラドールの近くの、ちょっとした商店。旅人たちがお水など購入している様子。ただ、おそらくシエスタ時間があって、お昼間はお休みしている様子。
この街のワンコたちは、本当にかわいい。いきなり道端で、街の人に「そこにいろ!」みたいなこといわれて、「えっ?どういうこと?」って思ったのですが、実はこの、ワンコに言っていたみたい(笑)飼い主の方についていこうとして、一人で道路を渡ろうとしたみたい。
こちらの門を出ると、街の西側のサンニコラス門の方に行けます。
こちらのワンちゃんたちも、優しいお顔で可愛く、いいこたちでした。
パラドール北側の教会の通り Nagusi Kalea 旧市街のメイン通り マヨール通り
市役所↓
Santa Maria atea という旧市街の北側のゲートに続きます。
門の近くには、城壁にのぼる階段がありました。
サンタマリア教会(Santa Maria)
5世紀に建設されたゴシック様式の教会でルネッサンスとバロク様式を加えられたようです。1660年にフランス国王ルイ14世と、マリアテレサ(スペイン王女、フェリペ4世の娘)の代理結婚式が行われたそうです。
Apezpiku Plaza
Nugusi Kalea通りから少し入ると、広場がありました。こちらもカラフルなかわいらしい建物が並びます。
サンタマリア門 城壁南側の門
“Hatxero”(アチェロ)の像
昔、戦争で山道を軍隊が進むとき、木や植物を切り倒すため、斧や、のこぎりを持って、軍の前方を切り開く兵士の像なのだそうです。
羊の毛で作られた独特な帽子をかぶって、靴はエスパドリーユなのだそうです。
城壁の外にもカフェがあって、街の人たちが集っていました。
お野菜の販売もされていました。おいしそうですね。
旧市街を取り囲む城壁
旧市街の北門から城壁の北側、西側を歩きます。この辺りもとてものどかです。
石畳ではないので歩きやすいです。
西側には、サンニコラス門があります。
この高さに街があるので、高低差がすごいですよね。
Harresilanda Kalea通りを歩いて行くと、サンクリストバル広場に着きました。
旧市街の中の小道
ふと脇道を見ると、海がみえたり。。。
こちらは山がみえます。こういった可愛らしいお家にみなさん住んでいらっしゃるのですね。
次回は訪れたい 他のミシュラン掲載レストラン
Alameda アラメダ
Laia Erretegia
まとめ:日帰りではもったいない。また、絶対に訪れたい街
今回は、1泊してゆっくりと街を散策しましたが、それでも足りないくらいでした。
本当に可愛らしい街で、人々ものんびりしていて、のどかで、大好きになりました。
また、季節を変えて訪れたい街です。
女優 石原さとみさんも、某テレビ局の「すっぴん旅inスペイン」でオンダビリアのパラドールなどを訪れていましたね。
最後までお読みいただきありがとうございました。