今回は、2020年12月初旬 家族がスペインに在住しているため、エールフランス・ビジネスクラスを利用して、ヨーロッパ渡航しましたので、ご紹介いたします。今回はコロナ禍で2回目のビザなしのヨーロッパ渡航となりました。
この時期の海外渡航は終わってみれば、なんてことはないのですが、はじめてのことだらけ、さらに情報も錯綜しているという状況で準備が大変です。
また、ヨーロッパの長期滞在ビザをもっていると手続きもスムーズなのですが、私はまだもっていないのでかなり大変です。
エールフランス 関西空港(KIX)発 シャルル・ド・ゴール(CDG)空港行き
関西空港でのチェックイン、必要書類
この時は、事前にスペイン大使館の情報、エールフランス航空の情報を調べて、スペインの感染症危険度がレベル3(渡航中止勧告)でしたが、スペインでは、日本からの渡航者に対して、入国制限や入国後の隔離措置などは適用されておらず、PCR検査は不要でした。
フランスでは入国に際してPCRの陰性証明書が必要でしたが、乗り継ぎの場合は不要ということでした。
しかし、色々と情報も錯綜していた時期ですので、急に飛行機に乗れないと嫌でしたので、念のため、地元のクリニックでPCR検査を受けておきました。
案の定、関西空港でのチェックイン時に、PCR検査の結果とスペイン入国に必要なQRコードの提示を求められました。
地上スタッフの方に、陰性証明書はスペインでは必要ないのでは?とお聞きすると、あった方がスムーズに手続きができるとのことでした。
直前のフランス大使館情報でフランス入国に書類(国際移動適用除外証明書、新型コロナウイルスの症状がない旨の宣誓書)
が必要ということで、空港であわてて、コンビニにかけこみ、プリントアウトしましたが、こちらは全行程で必要ありませんでした。
ドイツトランジットでドイツからシェンゲン協定国に入国するということものちに経験しましたが、スペインはOKでも、シェンゲン協定国でのトランジットで必要書類が変わってきますので注意が必要です。
空港内では、制限区域外のラウンジはかろうじて開いていたのですが、制限区域内ではラウンジがあいておらず、カフェなども開いてなくとてもひもじい思いをいたしました。
エールフランス 機内の様子

ビジネスクラスには5人ほどしかお客さんはおらず、自分で好きな席に変わってもいいと言われ、みなさんかなり離れて座っておりました。
やはりフランスに行かれる方が多く、機内やフランスの空港では、CAさん含め、フランス語で話しかけられることがほとんどでして、、、
私は、フランス語は話せませんので、びっくりいたしましたが、この時期フランスにいかれるかたは在住者がほとんどの様子でした。

機内ではこちらの書類を配られました。トランジットでも必要がある書類で、のちほど回収されました。

機内食
前回、コロナ禍はじめての渡航では、エミレーツ航空のファーストクラスを利用したのに、機内食は感染予防も含めて、普段のラグジュアリーさからは程遠い様子でした。
今回は、たしかに選べる種類は以前より少なかったのですが、温かいお食事をいただくことができました。

深夜便でしたが、飛行時間も長く、コロナ禍で空港内のラウンジやレストランも開いていないこともあるので、食べれる時に食べておく(笑)
事前のフランス大使館からの情報で、空港で食事を取れないケースがあり、軽食などをもっていくようにアドバイスがありました。
実際には、何店舗かカフェがあいており、ラウンジでも軽食のサービスがあったので大丈夫でしたが。

このような時期に温かいお料理をいただけるだけでありがたい。

こちらは朝食です。
機内では、ディズニー映画『ムーラン』(実写版)をみました。普段、ディズニー映画をみないのですが、機内ですと画面も小さく目も疲れるので、なるべく日本語のものであったり、英語字幕でもディズニーの新作が第一候補となります(笑)
主人公の女の子もとってもかわいくて、自分を偽っていたら、本来の力はだせないのだという内容に妙に納得しました。
機内の映画は、こういう時期だからか、エールフランスだからかあまり準新作といったようなめぼしい映画があまりないように感じました。
シャルル・ド・ゴール空港でのトランジット シェンゲン協定国へ入国
パリ・シャルル・ド・ゴール空港についたのは早朝で、まだ空は暗く、外気も寒かったです。
飛行機を降りタラップをすすむと、警官が2グループほど待機しており、ここで?!という感じですが、パスポートチェックや渡航理由を聞かれました。
その後、テロ対策なのかもしれませんが、空港内であるにもかかわらず自動小銃をもった警官隊が待ち構えていたりと、かなり物騒な雰囲気でした。
こんなに物々しい様子の空港でしたが、一番かまえていたパスポートコントロールでのシェンゲン協定国への入国は、何も書類を求められずにパスポートチェックだけで、肩透かしをくらったように、さくっと終わりました(笑)
入国できれば、後はスペインでQRコードのチェックだけなので、ほぼ問題はなくなりました。
ただ、コロナ禍だからか、早朝ということもあり、普段は開いているだろう乗り継ぎ時に使用する通路などが閉鎖されており、一度、荷物受け取りのターンテーブルをぬけて外にでてから、歩いて乗り継ぎのターミナルを移動したのですが、まだ朝早くて人も少なく、ちょっと怖かったです。
ヨーロッパ路線のターミナルは、朝でしたが、大変な賑わいで正直びっくりしました。搭乗口にも人がおしよせておりました。
エールフランスのラウンジ
ヨーロッパ路線のターミナルに移動して、ラウンジに行きました。この時は2つあるラウンジの一つしかあいておりませんでした。
そのため朝方でも中は混んでおりました。このころフランスでは感染者が爆発的に多くなっていましたので、ちょっと不安な感じでした。
ビュッフェのお食事は、スタッフの人がサーブするような形でした。
フランスといえばエルメス 空港のショップはオープンしているのか
エールフランスの飛行機内のモニターでは、おフランスらしく、エルメスのCMが流れていました。

通常エルメスなどのブランドのショップは国際線の方にあることが多いと思うのですが、シャルル・ド・ゴール空港では、なんとヨーロッパ路線にもエルメスのショップが2店舗もありました。すべてのショップが開いているわけではなさそうでしたが。

朝オープンと同時に訪れると、なんと、ピコタン が4つもありましたよ。さすがフランスですね。
思わずおひとつ購入してしまいました。

エールフランス シャルル・ド・ゴール空港発 スペイン・バルセロナ行き
この時期、海外旅行客は少なく、大きいエルメスのショッパーをもっていると、かなり目立ちまして、乗り継ぎの飛行機に乗る際に搭乗口の前に警官隊がまっており、その警官にパスポートチェック、渡航理由、どこで購入したのか、レシートをみせるようにいわれたりと、かなり質問されてびっくりいたしました。しかも、別グループにも質問され、合計2回も飛行機に乗り込むまでに質問されました。アジア人がこの時期珍しいこともあったのでしょうか。
しかも、、、他に警官に質問されていた方で、警官数人に取り囲まれて、しばらくやり取りをしていた後に、別室につれていかれていました。テロか何かなのかわかりませんが、シャルル・ド・ゴール空港は、なんだか物々しかったですね。

朝のシャルル・ド・ゴール空港は、濃い霧に覆われていました。日本ですと、おそらく欠航となるのではないでしょうか。
こんなに霧が深いのに出発できるのかと、少々不安でしたが、他の便も欠航していませんでした。
乗り込んで出発を待っていると、突如、、、機体の消毒?!がはじまりました。乗客は誰一人驚いておらず、今はこれがスタンダードなのでしょうか、私だけ驚いておりました。4台のはしご車のようなものが機体を取り囲み一斉になにかを噴射していました。

ヨーロッパ路線は、ターミナルの様子からもわかるように、結構混んでおりまして、8割ほど席は埋まっていたのではないかと思います。
ビジネスクラスを利用したのですが、ヨーロッパ路線では、エコノミーと同じく3席−3席の配置の席の真ん中をあけて使う仕様です。

バルセロナに向けて飛びだち上空では丸い虹『ブロッケン現象』をみることができました。
無事、バルセロナの空港に到着しました。
スペイン バルセロナ エルプラット空港では
到着し、ターミナル内をすすんでいき、荷物受け取りのターンテーブルに行く前に、検温と事前に用意したQRコードのチェックがあるだけで入国できました。
保健省の専用ページ「https://www.spth.gob.es/」もしくは専用の無料アプリ「SPAIN TRAVEL HEALTH-SpTH」で必要事項を記入していくと、最後にQRコード送られてきます。そのQRコードを入国時に提示する必要があります。
前回のコロナ禍1回目の渡航では、ドバイ経由でドバイの空港、バルセロナの空港では、荷物をのせるカートが感染予防のために使用できませんでしたが、この時からは使えるようになっていました。
空港の出入り口はチケットを持っていないと入れないため、お迎えの人には、出口で待っていてもらいました。
まとめ
この時は、バルセロナは夜間外出制限があり、お迎えの人がこれるように関空を夜出発して、バルセロナに昼に着く便を選びました。
コロナ禍では、刻々と状況が変わりますし、各国、航空会社にも情報の錯綜がみられますので、準備を万端にされた方がいいかと思います。
実際に、トランジット国で、書類不備となり乗り継ぎの飛行機にのせてもらえないケースなども発生しているようです。
スペイン自体の規制はあまり厳しくないように思いますが、現在直行便もほぼなく、トランジットが必要になり、トランジット国の入国要件も重要になってきますので、お気をつけください。
最後までお読みいただきありがとうございました。