サンティアゴ デ コンポステーラ大聖堂内部・栄光の門を見学・観光/チケット購入方法/スペイン・ガリシア旅行

【ガリシア】

 2022年6月にスペインのガリシア地方「Santiago de Compostela」を旅行し、サンティアゴデコンポステーラ大聖堂を見学しましたので、ご紹介いたします。

カミノ デ サンティアゴ 巡礼路の終着地 聖ヤコブが眠るサンティアゴデコンポステーラ大聖堂

  • エルサレム、ローマに次ぐキリスト教三代聖地のひとつ
  • 9世紀にイエス・キリストの12使徒のひとり聖ヤコブ(サンティアゴ)の墓が発見され、聖堂が建てられたのがはじまり。
  • 聖ヤコブの遺骸を祀った大聖堂で、イスラム教徒に破壊された後、11世紀からロマネスク様式で再建が始まり、その後数世紀にわたり様々な様式で改修が加えられ現在の姿となる(高さは約70m)
  • キリスト教徒の最終巡礼地「サンティアゴ大聖堂」には、「聖ヤコブ」の亡骸が地下室に安置されている
  • 2021年の聖年にむけて修復工事を実施されていた

栄光の門 (Pórtico de la Gloria)とは 

大聖堂正門から入ってすぐ、ロマネスク美術の最高傑作と呼ばれる「栄光の門(Pórtico de la Gloria)」があります。

  • 1188年に完成したこの門は巨匠マテオの作品
  • 中央アーチは正義の人々の最終目的地である栄光を表現しており、復活したキリストが鎮座
  • ヨハネの黙示録をもとにした約200体の聖人像が刻まれた「栄光の門」の中央に座す聖ヤコブ像がある

栄光の門は、写真撮影が禁止されており、厳しく注意されますのでご注意ください。

絵できりとって見るとちょっと何なのかな。。。なんて思われるかもしれませんが、きっと巡礼路の最終地点で、聖堂に入ってこちらの門が迎えてくれたら、感動しそうですね。

パンフレットより

柱の下の方には長年にわたって、巡礼者たちが柱に触って祈りをささげ、石がすり減ったくぼみのあとがあるそうですが、現在は、柱にちかづくと、スタッフが目を光らせ、触ろうとしたら注意されると思います(笑)

サンティアゴ デ コンポステーラ 大聖堂 栄光の門 チケット・ネット予約方法

●大聖堂ツアー予約:ホームページ

チケットには、無料の招待券と、有料のチケットがあります。私はよくわからずに、両方取ってしまいました。

有料の方はゆっくり見れるのかと思いきや、ガイドの冊子をもらえた以外大きな違いはありませんでしたので、無料で予約できたら、それだけでいいかと思います。しかし、有料の方は、美術館などもみることができます。

人気かとは思いますので、無料の予約が取れなければ有料のコースを考えてもいいのではないでしょうか。

無料で招待券をインターネットで事前予約する

Free visits Pórtico de la Gloria(無料 招待券)

インビテーション(招待)として、2人分まで予約可能でした。

ネットに入った日の1週間先までの日程が空いていれば取れるようです。

①日付・時間を選択

②人数を選択

③Pay Visit

④個人情報を入力

⑤メールにチケットが添付されてきますので、印刷して当日持っていきます。

有料のチケットを予約する

●CATHEDRAL MUSEUM PORTICO OF THE GLORY 12€

 こちらを購入すると、スマホ用のガイドがダウンロードできるのですが、日本語はありませんでした。

私たちは、有料のチケットで、屋上ツアーと栄光の門の2種類を購入したので、少し割引になりましたが、実際、栄光の門は、無料だけで十分かなと思います。

栄光の門 見学方法

無料見学

正面の入り口

無料の際は、チケットを持って、正面の入り口から入りました。

こちらの門が時間になるとスタッフの方が開けにきました。

写真撮影は禁止なので、栄光の門の写真はありませんが、やはりちょっと勉強していかないと何が何だかわからないですね(汗)

有料見学

2度目の有料の見学の際には、一度、正面から入り待機していたのですが、時間になると正面左手にあるPazo de Xelmírez(ヘルミレス宮殿)というところから入り、冊子をもらいました。冊子を見ながら今度は、ゆっくり確認しながら見学しました。

Pazo de Xelmírez(ヘルミレス宮殿)入り口

有料のチケットですと、こちらにある他の美術館なども見学できます。

屋上見学ツアー(CATHEDRAL MUSEUM – Decks and Carraca’s Tower MUSEO CATEDRAL – Cubiertas y Torre de la Carraca )でも、ミュージアム見学ができますので、ミュージアム見学もされたい方は、どちらかを購入されてもいいかもしれません。

私のおすすめとしては、無料で栄光の門を見学して、屋上見学ツアーを有料で購入し、ミュージアムも見学するというのがいいかと思いました。

サンティアゴデ コンポステーラ大聖堂 博物館(ミュージアム/Museo)見学

ミュージアム見学事前チケット購入 6€

大聖堂むかって右側にある ミュージアム入り口

こちらから、ミュージアムへ入っていきます。チケットは、屋上見学ツアーなどのQRコードや有料の栄光の門の見学チケットのQRコードを入り口でかざします。(博物館だけ見たい方はチケット購入が必要です9

QRコードをいれるところが狭いので、プリントアウトした紙を折りたたんで、QRコードを読み取りました。

ショップも併設されていました。

これ以降、内部は撮影禁止です。

・入るとすぐに栄光の門をつくった巨匠マテオの石造りの聖歌隊席のレプリカ

・2階には、巡礼者が聖ヤコブに奉納した祭壇画

・中庭(回廊)

・美しい図書館

・ゴヤのタペストリー

・テラスから見たオブラドイロ広場は絶景(ですが、私たちはすでに大聖堂の屋根の上からの景色を堪能済でした)

宗教的なことや歴史的なこと、美術に興味がないと、見るところが多くて、ちょっと教会疲れしてくるかもしれません。(まだメインの大聖堂内部のボタフメイロもありますからね)

あまりそういったことに興味がなければ、有料でわざわざみなくてもいいのかなと思ったりもしました。

逆にガイドさんを雇って、効率よく説明してもらうのもいいのかもしれません。

外の中庭にでたところから撮影はOKでした。

でも、この回廊は、ぎっしりとお墓のようでした(汗)修道士の方々のお墓かな?

ところどころに見学するところがあります。

テラスから見たオブラドイロ広場。前が市庁舎、右手がパラドール

大聖堂の南側、銀細工の門(Puerta de las Platerías)から大聖堂内部を無料見学

銀細工の門

大聖堂の正面オブライド広場から、右手へ回っていきます。

4頭の馬の像の噴水がある銀細工の広場(Praza de las Platerías /プラテリアス広場)があり、銀細工の門(Puerta de las Platerías)へと続きます。↓

銀細工の門(Puerta de las Platerías)

振り返ると。。。銀細工の広場(Praza de las Platerías /プラテリアス広場)

大聖堂では、時間によってミサが行われています。こちらを目的にされている方も多いかと思いますが、人が多そうなのでパスしました(笑)

銀細工の門(Puerta de las Platerías)は、ちょうど正面むかって右手(南側)にあり、主祭壇の横側から入ることになります。↓すでにボタフメイロ(botafumeiro)巨大振り香炉がみえております。

ボタフメイロ(Botafumeiro)とは

  • 世界で最も大きな香炉の一つで、重量は80kg、高さが1.6m(入れる炭の量などにより諸説あり)
  • 儀式の際に数十メートル上からつるして振り子のようにスイングし焚いたお香の煙をまきちらす
  • ガシリア語で「煙を吐き出すもの」の意味

中央祭壇に祀られる聖ヤコブの像

中央祭壇(Altar Mayor)は17世紀後半に作られたチュリゲラ様式なのだそうです。

中央に聖ヤコブの像が祀られています。

中央祭壇前には2台の巨大なパイプオルガンがあり、ミサの時などに演奏されるようです

聖ヤコブが眠る地下礼拝堂

祭壇の向かって右サイドには、地下礼拝堂(Cripta)への入り口があります。

熱心にお祈りをされている方もいらっしゃいます。

階段を下っていくと、棺に納められた聖ヤコブの遺骸が安置されています。

栄光の門を裏から見ると。。。

大聖堂にもし、正面(西側)から入ったら、このような景色が広がるのでしょうが、無料見学の際は、右横(南側)の銀細工の門などからしか入れないのですよね。↓

そして、ここから振り返ると。。。栄光の門の裏側です。↓こちらは、正面から写真を撮れませんので、裏から撮ってみました(笑)

聖具室、宝物庫、聖遺物の礼拝堂など

出口のお土産屋さん

ボタフメイロや貝がありました。

こちらのショップを抜けると出口になりました。

免罪の門とは(Puerta del Padrón)聖なる門(Puerta Santa)

カテドラルの裏側(東側)キンターナ広場(Plaza da Quintana)に面している聖なる門

  • 大聖堂の背後に「聖なる門」
  • 聖ヤコブの祝日の7月25日が日曜日にあたる「聖年」だけ開かれる門(1世紀に14回しかない)
  • この門を通るとすべての罪が赦されるといわれており、聖年にはひときわ多くの巡礼者が訪れる

その横からも、無料で内部見学ができる入り口がありました。

ちょうど主祭壇の裏側から入ることになります。

今回は、この街に1泊していたので、朝、聖堂を見学しましたが、人も少なくて、光の入り具合も美しくて綺麗でした。

サンティアゴデコンポステーラ 大聖堂、夜のライトアップ

夏の時期は、日が長くて。。。全然暗くならないのですが。。。

22:30過ぎ、、少し暗くなりかけ、灯がともり出しました。

前の市庁舎も美しいです。

同じくオブラドイロ広場にあるパラドール。

まとめ:一泊して、朝見学するのもおすすめ。栄光の門は無料見学がおすすめ

今回は、一泊したので、昼、夜、朝と色々な角度から大聖堂を堪能できました。

栄光の門は無料見学でいいのではないかなと思います。

色々見ていたら、半日以上かかってしまいました。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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